プライマリ・ケアにおける「Continuity」が適切な処方に与える影響

リサーチ

Annals of Family Medicineに掲載された論文で気になったものを紹介します。

プライマリ・ケアにおける医師と患者間の「Continuity」が、潜在的に不適切な処方箋の数を減らすことに関連していることを示した論文。

この結果は、Ann Fam Med 2023;21:305-312に掲載されている「Personal Continuity and Appropriate Prescribing in Primary Care」という論文の要約です。

研究の背景

「Continuity of Care」とは、患者と医師との間の信頼関係を指し、これはプライマリ・ケアの核心的な価値であるとされています。この研究では、特に高齢者を対象に、家庭医による潜在的に不適切な薬物(PIMs)と潜在的な処方箋の省略(PPOs)との関連性を調査しました。

研究の方法

研究は、2013年から2018年までの6年間に48のオランダの家庭医療機関に登録された25,854人の患者を対象に行われました。「Continuity」は、Usual Provider of Care index、Bice-Boxerman Index、Herfindahl Indexの3つの指標を用いて計算されました。

研究の結果

「Continuity」の3つの指標すべてが、潜在的に不適切な処方箋の数を減らすことと正の関連性があることが示されました。つまり、「Continuity」が高いほど、処方箋の質が向上し、有害な結果が減少する可能性があることが示唆されました。

結論

この研究は、「Continuity」と潜在的に不適切な処方箋との間の実際の関連性を明らかにした。プライマリ・ケアにおける処方行動を改善するための重要な示唆を提供しています。医療提供者も患者も「Continuity」を高めることで、処方の質を向上させることができると考えられる。

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